希望の虹プロジェクト-review

希望の虹プロジェクト 希望の虹archive 希望の虹の活動
about usopinionactionresearchreviewmission/visionhome

乳がんのリスクファクター

内分泌環境因子・社会環境因子

乳がんはホルモン関連がんであり、内因性のエストロゲン曝露が乳がんリスクに関連すると考えられています。疫学的研究からも、初経年齢が早いこと、自然閉経年齢が遅いこと、出産経験がないこと、初産年齢が遅い(30歳以上)ことは、すべて乳がんで「確実(convincing)」、あるいは「ほぼ確実(probable)」なリスクファクターとされています。同様に授乳経験がないことも乳がんリスクを増加させることは「確実」です。

また、ホルモン補充療法は乳がんのリスクファクターです。経口避妊薬はエストロゲン単独、エストロゲンとプロゲステロンを併用した場合のいずれにおいても乳がんのリスクを高めますが、リスクは比較的小さくなっています。これらは外因性ホルモンであり、月経や妊娠に関連する内因性ホルモンと同様に、乳がんのリスク上昇させます。

その他、エックス線など、医療で用いられる電離放射線への曝露や放射線被曝も乳がんのリスクファクターです。