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乳がんのリスクファクター

概要

乳がんリスクファクターとして、乳がん家族歴やBRCA1、BRCA2遺伝子などの遺伝的素因、初経や閉経に関する内分泌環境因子、出産や授乳など社会環境が明らかになっています。また、生活環境要因としては、肥満や身体活動、アルコール摂取などが明らかになっています。

日本人における乳がん罹患率は1975年以降、大きく上昇を続けており、また、米国に移住した日系人の移民の罹患率は、移住国の罹患率に近くなり、日本に住む日本人よりも高くなっています(詳しくは「乳がんの疫学の最新動向」をご参照ください) 。これらのことからも、乳がん罹患率の上昇に遺伝的要因が大きく影響しているとは考えられず、乳がん罹患率における国際的な違いは、生活習慣など環境要因の影響が大きいことが示唆されています。

ここでは、乳がん罹患への影響が大きく、かつ予防可能な要因である生活習慣を中心に、リスクファクターを紹介します。乳がんの予防に向け、生活習慣を見直してみましょう。