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日本における乳がんリスクファクター分布の推移

乳がんに関係ある可能性のある生活習慣の分布

これらの乳がんのリスクファクターのうち、栄養素摂取量、身体活動などの生活習慣と、身長と体重については、厚労省の国民健康・栄養調査によって、年齢別の違いや、年次推移をみることができます。国民健康・栄養調査は、健康増進法に基づき、国民の身体の状況、栄養素等摂取量及び生活習慣の状況を明らかにし、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料を得ることを目的に、厚労省により全国300地区の約5千世帯及びその世帯員に対して、毎年実施されています。図1から図5に年齢別生活習慣の分布を示しました。年齢が上がるにつれ、肥満者の割合は増加し、脂質摂取量は減少し、喫煙者の割合は増加し、飲酒習慣のある女性の割合は逆U字型、運動習慣のある女性の割合も逆U字型を示すことがわかります。全体的に乳がんのリスクが若くなるほど高まるような傾向があるようですが、これらは、ある一時点での値であり、年齢・暦年とともに変化する可能性があるので、これらのデータから必ずしも将来的に乳がんが増える傾向にあるかどうかはわかりません。