乳がん患者コホート研究
1. 研究の概要
わたしたちは、患者さんがご自身で行える再発予防の方法やQOLを高めるような方法を明らかにし、科学的な根拠に基づいた情報を提供するとともに、患者さんの支援に役立てるために、この研究を企画しました。
この研究では、乳がん患者さんにご協力いただき、まずこの1年間の生活習慣や代替療法利用などの状況を調べ、その後、長期間にわたってその方々の健康状態を追跡して把握していきます。そのようにすることによって、どのような生活習慣をもつ人や代替療法を利用する人、どのような心理社会的状況にある人が再発までの期間が長いかなどを明らかにします。
研究のために新たに何かを行っていただく必要はありませんので、普段どおりに生活していただいてかまいません。この研究のように、その後の追跡を行っていく特定の方々の集団をコホートとよび、大規模なコホートに基づいた追跡研究は、質の高い研究であると認められています。
2. 研究成果
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- BREAST CANCER IN JAPAN
- 第8回日本臨床腫瘍学会学術集会（2010年3月、東京）
溝田友里、寺本藍、岩崎基、大橋靖雄、山本精一郎
- Survey on people's perceptions of cancer research
- 第69回日本癌学会（2010年10月、大阪）
Mizota Y, Yamamoto S
- わが国における非ステロイド系抗炎症剤（NSAIDs）の習慣的利用の分布に関する研究
- がん予防大会2010（2010年7月、札幌）
溝田友里、山本精一郎
- 乳がん患者の多目的コホート研究ベースラインデータ：術後5年時点における代替療法の使用状況
- 第8回日本臨床腫瘍学会学術集会（2010年3月、東京）
溝田友里、寺本藍、岩崎基、大橋靖雄、山本精一郎
- がん化学予防および予防的手術に対する国民の認識
- 国際疫学会西太平洋地域学術会議兼第20回日本疫学会学術総会（2010年1月、埼玉）
溝田友里、口羽文、岩崎基、山本精一郎
- 乳がん患者の多目的コホート研究 ベースラインデータの集計結果
- 第47回日本癌治療学会（2009年10月、横浜）
溝田友里、安藤正志、岩崎基、大橋靖雄、山本精一郎
- Survey on people's perceptions of cancer research
- 第68回日本癌学会（2009年10月、横浜）
Mizota Y, Yamamoto S, Yoshida T, Ushijima T, Katsumata N, Sobue T, Tsugane S, Hamasima C, Fukuda H, Wakao F, Sekine I, Hirohashi S.
- 生活習慣や支持療法等が乳がん患者の予後に与える影響を調べる多目的コホート研究：日常診療におけるコホート研究の研究デザイン
- 第7回日本臨床腫瘍学会学術集会（2009年3月、名古屋）
溝田友里、安藤正志、岩崎基、小野麻紀子、口羽文、小泉史明、田村研治、津田均、北條隆、吉田輝彦、山本精一郎
- 生活習慣や支持療法などが乳がん患者の予後に与える影響を調べる多目的コホート研究：研究計画と進捗
- 第19回日本疫学会学術総会（2009年1月、金沢）
溝田友里、岩崎基、安藤正志、大橋靖雄、山本精一郎
- 生活習慣や支持療法などが乳がん患者の予後に与える影響を調べる多目的コホート研究計画
- 第46回日本癌治療学会（2008年10月、名古屋）
溝田友里、山本精一郎、岩崎基、大橋靖雄、安藤正志、下山直人