わたしたちの活動
ここでは、このプロジェクトや研究に関連して、希望の虹プロジェクト事務局メンバーである山本精一郎と溝田友里(国立がん研究センター 社会と健康研究センター)が行った学会発表や論文、イベントなどについてご紹介します。
2014年7月
患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2014年版 金原出版発行 日本乳癌学会(編) |
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患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2014年版
金原出版発行 日本乳癌学会(編)
発行日:2014年 7月
乳がん患者さんやそのご家族が、「いま知りたいこと」について、正しい情報をわかりやすく伝えることを目的に作成されている「患者さんのための乳がん診療カイドライン」の2014年版です。最新の情報をもとに、患者さんからの計70の質問に対する回答と解説を掲載しています。以下、目次を紹介します。
- 『患者さんのための乳がん診療ガイドライン2014年版』作成委員一覧
- はじめに
- マインドマップ
- 質問集
- 診療ガイドラインとは? ─本書の読み方・使い方─
- 乳がん診療を正しく受けていただくために
- 原因と予防について
- 食生活と乳がん発症リスクとの間に関連はありますか。
- 生活習慣および持病と乳がん発症リスクとの間に関連はありますか。
- 更年期障害の治療に用いられるホルモン補充療法や、避妊の目的で用いられる経口避妊薬(ピル)は乳がん発症リスクを高めますか。
- 妊娠・出産、授乳および月経歴と乳がんのリスクについて教えてください。
- 乳がんと遺伝の関係を教えてください。
- 乳がん検診と診断の進め方
- 乳がん検診について教えてください。
- 乳房にしこりをみつけました。どうしたらよいでしょうか。
- 乳房のしこりの診断にはどのような検査が行われるのでしょうか。
- 乳腺症や乳腺炎、乳腺線維腺腫は乳がん発症と関係がありますか。
- 穿刺吸引細胞診や針生検はどのようなときに必要な検査ですか。
- 乳がんと診断されたら
- 乳がんといわれました。これから治療を受けるのに、どうしたらよいでしょうか。
- 治療を決める際に、医師と何をどう話をすればよいでしょうか。
- セカンドオピニオンは聞きに行ったほうがよいでしょうか。
- 標準治療とは何ですか。また最善の治療を受けるコツは何ですか。
- 臨床試験に参加してくださいといわれましたが、どうしたらよいでしょうか。
- 治療を受けるにあたって
- 初期治療を受けるにあたって
- 初期治療の考え方と全体の流れについて教えてください。
- 治療前に行われる検査について教えてください。
- 初期治療には、どのくらいの治療費がかかりますか。
- 手術前の薬物療法について教えてください。
- 炎症性乳がんと診断されました。治療はどのように行いますか。
- 手術による入院の流れを教えてください。
- 手術のときの麻酔は安全ですか。
- 現在の標準的な手術の方法は何ですか。
- 乳房温存療法は、どのような場合に適応になりますか。
- 腋窩リンパ節を郭清することは必要ですか。
- センチネルリンパ節生検について教えてください。
- リンパ浮腫や痛みなど術後の後遺症について教えてください。
- 手術後の乳房がどのようになるかイメ-ジできないので不安です。どのような準備をするのがよいでしょうか。
- 乳房再建について教えてください。
- 手術後のリハビリテ-ションはいつから開始して、いつまで続ければよいのでしょうか。
- 病理検査でどのようなことがわかりますか。
- 放射線療法について教えてください。
- 乳房手術後の放射線療法は何のために行うのでしょうか。
- 乳房温存手術後の放射線療法について教えてください。
- 乳房切除術後の放射線療法について教えてください。
- 乳房手術後の放射線療法の際にみられる副作用はどのようなものですか。また、対処法はありますか。
- 手術後の放射線療法は早く受けたほうがよいのでしょうか。
- 再発予防のための薬による治療はどのように決定されるのでしょうか。
- 初期治療後の診察と検査
- 手術後の経過観察は、どのように受けたらよいでしょうか。
- 腫瘍マ-カ-とはどのような意味があるのでしょうか。
- 再発・転移について
- 再発・転移とは、どういう状態をいうのでしょうか。自覚症状はありますか。
- 再発・転移治療について教えてください。
- 再発乳がんの治療の効果はどのように調べるのでしょうか。
- 再発・転移していることがわかりました。どのように気持ちを整理したらよいですか。
- 局所再発(温存乳房内再発、乳房切除術後胸壁再発、周囲のリンパ節再発)の治療について教えてください。
- 骨転移について教えてください。
- 脳転移について教えてください。
- 薬物療法について
- 抗がん剤治療(化学療法)は何のために行い、どれくらい効果があるのでしょうか。
- 抗がん剤(化学療法薬)の種類と用量は決められたように使用しなければいけないのでしょうか。
- 抗がん剤(化学療法薬)にはどのような副作用がありますか。また、予防法や対処法はありますか。
- 分子標的治療とは、どのような治療ですか。どんな人が治療の対象となりますか。また、副作用はあるのでしょうか。
- ホルモン剤はなぜ効き、どれくらいの効果があるのでしょうか。
- ホルモン療法(内分泌療法)は、何をどれくらい行えばよいのでしょうか。
- ホルモン剤(内分泌療法薬)にはどのような副作用がありますか。また、対処法はありますか。
- 療養上の諸問題について
- 不安です。どうしたらよいか教えてください。
- 食生活と乳がん再発リスクとの間に関連はありますか。
- 生活習慣と乳がん再発リスクとの間に関連はありますか。
- 家族(夫・子ども)とどう向き合えばよいのでしょうか。
- 治療後の生活の注意点を教えてください。
- 医療者と上手にコミュニケ-ションをとるには、どのようにすればよいでしょうか。
- 薬の飲み方について教えてください。
- 抗がん剤(化学療法薬)やホルモン剤によってうつになることはありますか。
- 緩和ケアについて教えてください。
- がんの痛みは我慢しないで痛み止めを使ったほうがよいでしょうか。薬の種類と飲み方を教えてください。
- 医療費が高く、経済的に困っています。何か良い方法はありませんか。
- 免疫療法、高濃度ビタミンC療法、アガリクスやメシマコブなど補完代替医療は乳がんに対して効果が期待できますか。乳がんの治療中にこれらを併用してもよいでしょうか。
- 若年者の乳がん・男性乳がん
- 若年乳がんについて教えてください。
- 妊娠中に乳がんと診断されました。治療や妊娠・出産はどのようになりますか。
- 将来、妊娠・出産を希望しています。どうしたらよいでしょうか。
- 男性乳がんと診断されました。治療法について教えてください。
- 乳がん治療に使用される薬剤一覧
- あとがき
- 索引
2014年2月
Perception and needs of reproductive specialists with regard to fertility preservation of young breast cancer patients. Int J Clin Oncol 2014 Feb 22.
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Perception and needs of reproductive specialists with regard to fertility preservation of young breast cancer patients. Int J Clin Oncol 2014 Feb 22.
発行日:2014年 2月
生殖医療医423人を対象に、若年乳がん患者さんの妊孕性温存に対する認識や施設の取組みについて尋ねたアンケート調査結果です。200人の生殖医療医から回答が得られました。解析の結果、回答者の99%が若年性乳がん患者さんの妊孕性の温存に取り組むべきだと考え88%が若年性乳がん患者さんの治療に取り組みたいと回答している一方、46%が最初の治療後5年間再発がなくても、出産よりもがんの治療のほうが大切だと考えていること、70%が乳がんの治療に不安を感じていることなどが明らかになりました。