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2013年

科学的根拠に基づく乳癌診療ガイドライン 2疫学・診断編 2013年版

金原出版発行 日本乳癌学会(編)

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科学的根拠に基づく乳癌診療ガイドライン 2疫学・診断編 2013年版
金原出版発行 日本乳癌学会(編)

発行日:2013年 7月

科学的根拠に基づく乳癌診療ガイドライン 2.疫学・診断編の2013年版の改訂では、最新のエビデンスに基づき、新しいクリニカルクエスチョン(CQ)の追加や内容のアップデートを行いました。本書の構成は「疫学・予防(CQ1~42)」「検診・診断(検診CQ1~7、画像診断CQ1~14、病理診断CQ1~14)」となりますが、「疫学・予防」部分の目次を紹介します。

疫学・予防
総論1:日本人女性の乳癌罹患率、乳癌死亡率の推移
総論2:日本人女性の乳癌の予後と欧米人女性の比較
  • リスク-生活習慣と環境因子
    総説:食事関連要因と乳癌発症リスクとの関連
    CQ1 アルコール飲料の摂取は乳癌発症リスクを増加させるか
    CQ2 喫煙(受動喫煙含む)は乳癌発症リスクを増加させるか
    CQ3 脂肪の食餌摂取は乳癌発症リスクを増加させるか
    CQ4 乳製品の摂取は乳癌発症リスクを増加させるか
    CQ5 緑茶の摂取は乳癌発症リスクを減少させるか
    CQ6 大豆、イソフラボンの摂取は乳癌発症リスクを減少させるか
    CQ7 乳癌発症リスクを減少させるためにサプリメントを服用することは勧められるか
    CQ8 生下時体重が重いと乳癌発症リスクが高いのか
    CQ9 肥満は乳癌発症リスクと関連するか
    CQ10 成人期の高身長は乳癌発症リスクを増加させるか
    CQ11 初経年齢、閉経年齢は乳癌発症リスクと関連するか
    CQ12 出産は乳癌発症リスクと関連するか
    CQ13 授乳は乳癌発症リスクと関連するか
    CQ14 運動は乳癌発症リスクを減少させるか
    CQ15 夜間勤務は乳癌発症リスクを増加させるか
    CQ16 電磁波は乳癌発症リスクを増加させるか
    CQ17 乳癌発症リスクに関連する心理社会的要因はあるか
  • リスク-既往歴と家族歴
    CQ18 放射線被曝は乳癌発症リスクを増加させるか
    CQ19 良性乳腺疾患は乳癌発症リスクを増加させるか
    CQ20 子宮や卵巣の良性疾患は乳癌発症のリスク因子となるか
    CQ21 乳癌家族歴は乳癌発症のリスク因子となるか
  • リスク-既往治療や併用薬
    CQ22 経口避妊薬の使用は乳癌発症リスクを増加させるか
    CQ23 閉経後女性ホルモン補充療法は乳癌発症リスクを増加させるか
    CQ24 不妊治療は乳癌発症リスクを増加させるか
    CQ25 糖尿病の既往は乳癌発症リスクを増加させるか
    CQ26 スタチンの服用は乳癌発症リスクを減少させるか
  • リスク-評価と予防
    CQ27 日本人の乳癌発症リスク評価にGailモデルは勧められるか
    CQ28 乳癌の発症を予防するために薬剤を投与することは勧められるか
  • 癌遺伝子診断と予防
    総説:遺伝性乳癌と遺伝学的検査、遺伝カウンセリング
    CQ29 BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異をもつ女性に対する乳房MRIスクリーニングは早期発見には有効か
    CQ30 BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異をもつ女性に対するリスク低減乳房切除術は有効か
    CQ31 BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異をもつ女性に対する予防的内分泌療法は有効か
    CQ32 BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異をもつ女性に対するリスク低減卵巣卵管切除術は有効か
    CQ33 BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異をもつ女性に対して卵巣癌の検診を行うことは有用か
  • 予後との関連
    CQ34 肥満は乳癌患者の予後に影響を及ぼすか
    CQ35 乳癌初期治療後の脂肪の食事摂取は乳癌患者の予後に影響を及ぼすか
    CQ36 身体活動は乳癌患者の予後に影響するか
    CQ37 アルコール飲料の摂取は乳癌患者の予後と関連するか
    CQ38 喫煙は乳癌患者の予後と関連するか
    CQ39 イソフラボン摂取は乳癌患者の予後に影響を与えるか
    CQ40 乳製品の摂取は乳癌患者の予後に影響を及ぼすか
    CQ41 妊娠期・授乳期の乳癌は予後が不良か
  • 心理社会的サポート
    CQ42 心理社会的介入は乳癌患者に有用か

2013年12月

36th San Antonio Breast Cancer Symposium
(第36回サンアントニオ乳癌シンポジウム)

アメリカ テキサス州 サンアントニオ

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36th San Antonio Breast Cancer Symposium (第36回サンアントニオ乳癌シンポジウム)

開催日:2013年12月10日~14日
開催地:アメリカ テキサス州 サンアントニオ

アメリカテキサス州サンアントニオで行われた第36回サンアントニオ乳癌シンポジウムでは、Mizota Y & Yamamoto Sで 'ROK Study: Breast cancer survivorship cohort in Japan -Study design and characteristics of 2,600 study participants-.'(ROK(希望の虹)Study: 日本における乳がんサバイバーシップコホート-研究デザインと2,600人の研究参加者ののベースライン情報-)の報告を行いました。発表では、乳がん患者コホート研究について、すでに研究に参加していただいている2,600人のベースラインデータを集計した結果を紹介しました。

2013年9月

Quantitative assessment of appearance changes and related distress in cancer patients. Psychooncology. 2013; 22(9): 2140-7.

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Quantitative assessment of appearance changes and related distress in cancer patients. Psychooncology. 2013; 22(9): 2140-7.

発行日:2013年9月

化学療法を受けているがん患者さんの外見上の問題やそれによる苦痛について調べたアンケート調査の結果を紹介しています。
抗がん剤の初回治療から4週間以上経過している患者さん753名に対して調査の協力を依頼し、男性患者さん264人、女性患者さん374人から回答が得られました。解析結果から、8割の回答者が治療によって変化した外見を気にしていることが明らかになりました。
もっとも回答が多かった外見の変化は「髪の脱毛」で8割の患者さんが体験していました。「体重の減少」、「眉毛の脱毛」、「手の爪の変色」、「手術による体表(胴体部分)の傷」などは、半数以上の患者さんが体験していました。最も苦痛に感じる症状は、男性患者さんでは「全身の痛み」、女性患者さんでは「頭髪の脱毛」でした。
患者さんが体験する外見の変化は多岐に渡っており、年齢や性別、がん種などによる個別性を考慮し、支援を行う必要があることが示されました。

2013年 6月

15th Milan breast cancer conference
(第15回ミラノ乳癌会議)
イタリア ミラノ 2013年6月20日~21日

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15th Milan breast cancer conference
(第15回ミラノ乳癌会議)

開催日:2013年6月20日~21日
開催地:イタリア ミラノ

<イタリアミラノで行われた第15回ミラノ乳癌会議に参加し、Mizota Y, Hojo T, Yamamoto SでROK: Rainbow of KIBOU Study -Breast Cancer Survivorship Cohort in JAPAN-(ROK:希望の虹スタディ-日本の乳がんサバイバーシップコホート)の報告を行いました。
ミラノ乳癌会議では、罹患後の社会生活やQOLに焦点を当てた研究も多くみられ、患者さんによる発表も行われていました。